<p><b>明治神宮野球場</b>（めいじじんぐうやきゅうじょう）は、<a href="/pages/w/181833928519751">東京都</a>の<a href="/pages/w/1385292015067279">明治神宮外苑</a>に所在する<a href="/pages/w/199358356762893">野球場</a>である。</p><p>所有者は<a href="/pages/w/460319774069726">宗教法人</a>・<a href="/pages/w/181413625238375">明治神宮</a>であり、「<b>神宮球場</b>（じんぐうきゅうじょう）」の通称で知られる。本稿は、メイン球場のほか、隣接する<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%23%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E7%90%83%E5%A0%B4" class="wikipedia">神宮第2球場</a>（兼<a href="/pages/w/1573225076238885">明治神宮外苑ゴルフ練習場</a>西練習場）についても触れる。</p><h2>概要</h2><p><a href="/pages/w/389605624509730">東京六大学野球連盟</a>のリーグ戦開催球場として<a href="/pages/w/744072208938998">1926年</a>（<a href="/pages/w/663920253651188">大正</a>15年）に開場以来、<a href="/pages/w/1442763469288023">アマチュア野球</a>においては<a href="/pages/w/422416754555793">大学野球</a>の主要球場として長年使用され、六大学野球のほか<a href="/pages/w/185314355012125">東都大学野球</a>1部リーグおよび入れ替え戦を中心に今日まで使用されている。</p><p>他にも<a href="/pages/w/228823703972416">高校野球</a>の東東京大会および西東京大会や<a href="/pages/w/586083151467857">全日本大学野球選手権大会</a>、<a href="/pages/w/468898086565755">明治神宮野球大会</a>の他、<a href="/pages/w/1484440301782777">社会人野球</a>（<a href="/pages/w/1380241432217700">JABA東京スポニチ大会</a>。過去には<a href="/pages/w/172950206087103">都市対抗野球大会</a>も）など多くのアマチュアの大会が開催されている。日本国内では<a href="/pages/w/143514092383178">阪神甲子園球場</a>とならんで「野球の聖地」とうたわれる野球場である。</p><p>アマチュア専用として初期は<a href="/pages/w/205355892817359">プロ野球</a>公式戦での使用は認められなかったが、徐々に緩和され現在では<a href="/pages/w/210867462258417">東京ヤクルトスワローズ</a>が<a href="/pages/w/818535058173046">専用球場</a>（本拠地球場）として使用している。</p><p>なお、本来の表記は「宮」の「呂」の中間の線が入らない『明治神宫野球場』であるが（正面玄関上の球場名の文字看板はこの表記）、一般には<a href="/pages/w/269271083229685">常用漢字</a>の「宮」が使用されている（球場公式サイトも同様）。</p><h2>歴史</h2><h3>建設から戦前まで</h3><p>神宮球場が完成したのは東京六大学野球連盟が結成された翌年の<a href="/pages/w/744072208938998">1926年</a>（<a href="/pages/w/663920253651188">大正</a>15年）である。明治神宮外苑に<a href="/pages/w/121410054600303">明治神宮外苑競技場</a>（現在は<a href="/pages/w/121076527969355">国立霞ヶ丘陸上競技場</a>に改築）などの運動施設が建造されるなか建設された。当時の金額で総工費は53万円、うち<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A5%89%E8%B3%9B%E4%BC%9A" class="wikipedia">明治神宮奉賛会</a>が48万円を出費し、東京六大学野球連盟が5万円を本工事に寄付。このことが後述の学生野球の優先使用権につながっている。敷地造成工事に着手したのは<a href="/pages/w/1442615259302761">1925年</a>（大正14年）12月で、翌年1月に起工式、10月23日に竣功式が行われ、摂政宮裕仁親王（のちの<a href="/pages/w/200156993351441">昭和天皇</a>）と<a href="/pages/w/507119782682149">閑院宮載仁親王</a>が臨席し、初試合として東京対横浜の中等学校代表および東京六大学選抜紅白試合が行われた。東京六大学はこの年の秋季よりリーグ戦の一部の試合で使用し、<a href="/pages/w/695768390445205">1927年</a>（<a href="/pages/w/719900788043608">昭和</a>2年）からはこの球場を会場として都市対抗野球大会も始められた。</p>